
【フィギュア】真央、愛犬エアロと絶妙コラボで貫禄の優勝
ぬいぐるみ? いいえ、本物よ! 真央が愛犬「エアロ」を抱いて笑顔で演技
ジャパン・スーパーチャレンジ(4日、長野市ビッグハット)世界一見えた! 昨年12月の全日本選手権で史上初の「200点女王」に輝き、3月の世界選手権(東京)切符を手にした浅田真央(16)=愛知・中京大中京高1年=が、07年の“初滑り”となった大会で、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、貫禄の優勝を飾った。世界選手権に出場予定だったライバルたちがこの日までに次々と出場を回避。世界の頂点を狙う真央に視界が開ける。春から“演技”がいいね!
新年はビッグサプライズで幕開けだ。真央の新春の舞いに、4800人のファンを集めた会場は酔った、魅せられた。
昨年末の全日本選手権で初優勝した真央は、世界ジュニア選手権を制したときの「オズの魔法使い」のプログラム。スカイブルーの衣装で登場した。真央がリンク脇にいた姉・舞(18)=東海学園高3年=にスルっと近づく。次の瞬間、その胸に抱き寄せたのは自身の愛犬、トイプードルの「エアロ」だった。
飼い犬と登場する主人公のドロシーになりきり、愛犬エアロを抱えて演技。途中で舞に愛犬を手渡すと、2度の3回転、3−2回転の連続ジャンプも完ぺきに着氷。真央の代名詞、トリプルアクセルもきっちり決めた。表現力などを争う今年初めての演技を披露し、99.5点で貫禄の優勝を飾った。「すごく緊張したし、エアロも目が点になっていたけど、こういう体験は初めて。いい思い出になった」とニッコリ。
愛犬とともに至極のときを過ごした真央に、“春風”も吹く。この大会にゲスト出演したトリノ五輪フィギュアスケート女子銅メダルのイリーナ・スルツカヤ(27)=ロシア=が世界選手権欠場を明言した。さらに、昨春の世界ジュニア選手権、昨年末のグランプリ(GP)ファイナルで連覇を狙った真央に連勝した同い年の金妍兒(韓国)が前日、軽いヘルニアのため、約3週間から4週間の治療が必要と判断され、世界選手権出場が微妙となっている。
トリノ五輪銀メダルのサーシャ・コーエン(22)=米国=もすでに欠場の意思を伝え、安藤美姫(19)=トヨタ自動車=も全日本選手権で痛めた右肩痛でこの大会を欠場するなど、ライバルが次々と“脱落”している状況にあるのだ。
全日本選手権で女子で史上初めて200点を突破(211.76点)して“200点女王”となった真央が、いまや金メダルの最短距離に立つ。真央はインターハイ出場を見送り、1月中旬に調整のために渡米する予定だが、「07年はもっと練習をいっぱいして、自信をつけて試合に臨めるように頑張りたい」。真央スマイルとともに、華やかに1年を滑り出した。
(山田貴史)
■今大会は
エキシビションプログラムを中心とした演技を印象度でジャッジする独自のルールで順位を決定する初の試み。ジャンプやスケーティングなど「技術」が重視される競技会とは異なり、「表現力」「芸術性」が大きな比重を占める。採点項目は(1)表現力(2)アグレッシブ性(3)演出効果(4)会場との一体感−(1)(2)を3人の審査員が10.0点満点で、(3)(4)を2人の審査員が10.0点満点で評価。合計100点で得点を競う。審判団は伊藤みどり(アルベールビル五輪銀メダリスト)、佐藤有香(リレハンメル五輪代表)、八木沼純子(カルガリー五輪代表)、井村雅代(シンクロナイズドスイミング中国代表新ヘッドコーチ)、荻原健司(リレハンメル五輪代表、参院議員)の各氏。
■得点
▼女子 (1)浅田真央(中京大中京高)99.5(2)中野友加里(早大)97.7(3)武田奈也(日本橋女学館)96.2
▼男子 (1)高橋大輔(関大)99.1(2)織田信成(関大)98.3(3)神崎範之(京大大学院)97.3
(サンスポより引用:抜粋させていただいております)
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